2025
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06
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JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合は、大原薬品工業株式会社(本社:滋賀県甲賀市、代表取締役:大原 誠司/以下、大原薬品工業)への出資を実行したことをお知らせいたします。
大原薬品工業は、「すべては患者さんの立場から 医療の未来のために 信頼の医薬品を」をミッションに掲げ、オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)およびジェネリック医薬品を中核として事業を展開する製薬企業です。当社は、⼩児がん、血液がん、中枢神経系疾病などのアンメットメディカルニーズの高い分野の新薬開発に加えて、ジェネリック医薬品の製造・販売に取り組んでおり、特に市場規模や採算性確保の観点から事業拡大が難しいとされるオーファンドラッグについて、合成プロセス構築や製剤設計などの高度な技術やグローバルなネットワークを活かして開発に取り組み、新薬事業とジェネリック事業のハイブリッド型ビジネスモデルを構築しております。
また、日本における成長経験を生かして、アフリカをはじめとする新興国において医療の普及と健康水準の向上といった社会課題の解決に貢献することを目的として、医薬品製造やヘルスケアサービスに携わる現地企業の成長支援にも取り組んでおります。
本投資の意義は、大原薬品工業のグローバルな新薬事業の成長を通じて、希少疾病をはじめとする患者さんのアンメットメディカルニーズの解消、ドラッグラグ・ドラッグロスといった日本の社会課題の解決を目指す点にあります。加えて、これまで資本市場にアクセスしなかった非上場・中堅企業に事業転換のための成長資金を供給し、地域発の有力企業の成長支援に資する、といった投資意義も認められます。
本件投資により、新薬事業に係る研究開発や製造体制の強化、人材の積極採用等を図ることで大原薬品工業の非連続な成長を実現するとともに、日本の医療の課題解決、ひいては日本の医療制度の持続可能性に貢献してまいります。
記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。