2025
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JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JIC ベンチャー・グロース・ファンド 2号投資事業有限責任組合は株式会社メタジェンセラピューティクス (本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO:中原拓 / 以下“メタジェンセラピューティクス”)への追加出資を実行したことをお知らせいたします。
メタジェンセラピューティクスは2020年に設立した最先端のマイクロバイオーム*サイエンスで革新的な医療と医薬品の実現を目指す会社です。近年、腸内細菌叢*の研究は大きく進展し、がん、潰瘍性大腸炎、パーキンソン病、アレルギー等、様々な疾患との関連が明らかになりつつあります。メタジェンセラピューティクスは本邦初となる「腸内細菌叢移植(FMT)」の社会実装と「マイクロバイオーム創薬」を推進しています。初回投資以降、パイプラインの拡充、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」の獲得、並びにCMCの稼働と順調に推移しており、今回追加投資を実行いたしました。
本投資の意義は、メタジェンセラピューティクスが、日本におけるFMTの社会実装と、FMTを起点としたリバーストランスレーショナル研究**に基づく国際競争力のある日本発のマイクロバイオーム医薬品の開発を通じて、健康長寿社会の実現に寄与することです。
本投資資金により、メタジェンセラピューティクスが研究開発を加速させ、新モダリティの社会実装の先進的な事例を創出することを支援するとともに、日本のバイオベンチャーエコシステムの活性化に貢献することを目指します。
*マイクロバイオームとは、ヒトや動物、植物などの生物回りや土壌、水、大気などの環境中に存在する多様な微生物の集合体。特に、腸には非常に多くの細菌叢が存在し、その総称が「腸内細菌叢」。
**臨床的視点(実際に患者がどのような症状を呈しているのか、どのように困っているか等)から基礎、臨床研究を行うことで、実臨床に応用のできる結果を導き出す、実用的な研究手法
記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。