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JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鑓水英樹 / 以下「JIC VGI」)が運営する、JICVGIオポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合(以下、「OPF1」)は、株式会社ispace(本社:東京都中央区、代表取締役CEO & Founder:袴田武史 / 以下 ispace)への出資に関する株式引受契約を締結したことをお知らせいたします。
OPF1は、2023年9月に JIC VGI を運用会社として組成されたダイレクト・セカンダリーや上場済みスタートアップへの資金供給を戦略とするファンドであり、政府の「スタートアップ育成 5 か年計画」に盛り込まれた JIC の取り組みの一つです。OPF1はスタートアップの成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出や有望な上場済みスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長の支援の受け皿となることを企図し、また、OPF1によるダイレクト・セカンダリー領域、アフターマーケット領域における投資成功事例を作り出すことで、民間の投資資金の呼び水となり、国内セカンダリー市場や、グロース市場の活性化、国内スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与することを目指しています。本件は、OPF1によるアフターマーケット領域での5件目の投資となります。
ispaceは、月着陸船による月周回および月面への高頻度且つ低コストの輸送サービスをはじめとした月面開発の事業化に取り組んでいる企業で、これまで2回のミッション(1機のランダーによる1回の月着陸及び月面探査のプロジェクト)を実施しております。これまでのデータやノウハウを活かし、ミッション3以降における輸送サービスの本格的な商業化や、月面データの取得といった他事業の拡大を図り、さらなる高い成長実現を目指しています。月面開発事業という長期的な視点と先行的な投資を要する事業領域において、OPF1は、本投資によりispaceの成長戦略が奏功し、同社が国内外での持続的かつ飛躍的な成長を果たすことを支援します。また、宇宙領域における産業基盤の整備・裾野拡大が重要な政策課題とされるなか、国内企業唯一の月面資源開発を手掛けるispaceを支援することで、宇宙領域の国産技術・産業の育成に資することも企図しています。
なお、本投資によりispaceが調達する資金は、ミッション3や後続ミッションにおける打上げ費用及び開発費用、運転資金に充当される予定です。
記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。また、本リリースは株式引受契約の締結に関するお知らせであり、出資完了をお知らせするものではございません。