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遠隔での心臓リハビリプログラム医療機器の研究開発を行う「株式会社CaTe」への出資について

2025

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08

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27

遠隔での心臓リハビリプログラム医療機器の研究開発を行う「株式会社CaTe」への出資について

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営する、JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合は株式会社CaTe(本社:東京都文京区、代表取締役:寺嶋一裕 / 以下、CaTe)へ出資を実行したことをお知らせいたします。

日本における死因別死亡率の第2位は心疾患で、その数は年間23万人に上ります。心疾患は、退院後の再発による死亡率が14.2%(7人に1人)、再入院率が29.4%(3人に1人)です。退院後の予後管理が非常に重要であるものの、今日の医療体制では十分な治療が行き届いておりません。中でも心臓リハビリは、有効な治療法として確立しているものの、日本における心疾患患者の参加率は7%と非常に低い数字に留まっています。

こうした現状を打破するため、藤田医科大学の循環器内科医である寺嶋氏が創業したCaTeは、自宅等遠隔で実施できる心臓リハビリのプログラム医療機器(DTx)の研究開発を行っています。CaTeの製品の特長は、従来の心臓リハビリには不可欠であったエルゴメーターのような器具を使わず、立位運動で心臓リハビリを提供できる点にあります。そのため自宅のように制限のある空間であっても、十分に心臓リハビリを実施可能となっています。

本件の投資意義は、アカデミア発スタートアップを支援し、心疾患患者が健康寿命を延伸できる可能性を広げることにあります。またこうしたプログラム医療機器が普及して、再発や再入院等が減少した場合には、心疾患にかかる医療費(年間2.1兆円)の削減にも貢献できることを期待しております。

記載されている情報は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

本件に関するお問い合わせ先

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社

E-mail: info@j-vgi.co.jp