2025
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JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社が運営するJICVGI オポチュニティファンド 1 号投資事業有限責任組合(以下、「OPF1」)は、株式会社アクセルスペースホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:中村友哉 / 以下、アクセルスペース)へ出資を実行したことをお知らせいたします。
OPF1は、2023年9月にJIC VGIを運用会社として組成されたダイレクト・セカンダリーや上場済みスタートアップへの資金供給を戦略とするファンドであり、政府の「スタートアップ育成 5 か年計画」に盛り込まれたJICの取り組みの一つです。OPF1はスタートアップの成長曲線を一段と押し上げ、ユニコーンの創出や有望な上場済みスタートアップの持続的かつ飛躍的な成長の支援の受け皿となることを企図し、また、OPF1によるダイレクト・セカンダリー領域、アフターマーケット領域における投資成功事例を作り出すことで、民間の投資資金の呼び水となり、国内セカンダリー市場や、グロース市場の活性化、国内スタートアップ・エコシステム全体の強化・拡大に寄与することを目指しています。本件は、OPF1によるアフターマーケット領域での4件目の投資となります。
アクセルスペースは、2008年の創業以来、世界に先駆けて小型衛星の開発に取り組んできた宇宙スタートアップであり、日本のスタートアップとして初めてJAXAからの衛星開発を受託するなど、これまでに累計11機の小型衛星を製造してきました。顧客向け小型衛星プロジェクトの開発・運用サービスを提供する「AxelLiner事業」と、自社で保有・運用する光学地球観測衛星コンステレーションが取得した画像データや、それらの画像を加工・分析して情報を抽出しソリューションとして顧客に提供する「AxelGlobe事業」という2つの事業を展開しており、長年の活動で蓄積された技術力を活かした短期・低コストでのサービス提供を強みとしています。今般、アクセルスペースは東京証券取引所グロース市場への上場を果たしたことにより、安全保障領域を含む様々な領域での事業の更なる成長が期待されています。OPF1としては本投資がアクセルスペースの継続的かつ飛躍的な成長を後押しとなることを期待しております。
今回の出資金は、アクセルスペースのコンステレーションの拡充、研究開発の加速、人員強化、マーケティング費用等に充当される予定です。
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