2024
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町野健代表取締役CEO(以下「町野」):
大きく2つの事業を展開しています。一つは法人と個人向けに家具を中心としたサブスクサービス(直販事業)、もう一つはインテリア業界の業務フローを一気に解決するDXプラットフォーム(DX事業)を提供しています。
町野:
当社の株主から小沼さんをご紹介いただいたことがきっかけで、2021年からお付き合いしています。
JIC VGI担当キャピタリスト 小沼(以下「小沼」):
BtoB、BtoCの家具サブスク事業に加えて、型落ちや中古の魅力的な家具にメーカー保証を付けて売買できるプラットフォームをつくり、セカンドハンドの家具もサステナブルに有効活用できる仕組みを構築している点を高く評価させていただき投資に至りました。環境への配慮から、オフィスの移転による家具などの廃棄を見直す動きが広がる中、在庫品などの有効活用や流動化に対応するソーシャルインテリアの事業は更に成長が見込めると考えています。
町野:
実は一時期、70%を超えたこともあるのですが、スタートアップのベンチャーマインドにフィットするより優秀な人を採用したら女性だった、というのが結論です。制度面では時短勤務やリモートワーク、フレックスタイム、ベビーシッター補助制度など選択肢を幅広く用意しています。
綿島琴美 人事・PR マネージャー(以下「綿島」):
結婚や出産といったライフステージの変化に際しても、決断がしやすく仕事と家庭を両立できる環境が整っていると思います。時短で早く退社する場合など周りに申し訳ない、という状況にならないことは働きやすさの背景にあると思いますし、実際に働いてからのギャップがないと感じています。
小沼:
スタートアップの中で、とりわけ離職率が低いのも働きやすさによるところがあるのではないでしょうか。
髙橋智紗 人事・PR (以下「高橋」):
離職率は非常に低く、総じて一割半ば程度です。社員同士で仕事と家庭を両立しやすい雰囲気作りをできているところも大きいと思います。
高橋:
昨年は33%だったのですが、今年度は75%まで上がりました。取りやすい環境を皆で作っているからこその変化だと思います。例えば、マネジメントクラスが長期の育休を積極的に取ることで部下も取りやすくなりました。「家族があり生活があり、そして仕事が充実する」ということに繋がっていると思います。
綿島:
個人に依存するのではなく、チームで動く文化を定着させていることも育休が取りやすい体制作りになっていると思います。
町野:
DX事業は商品データ登録が膨大で非常に大変な業務です。その業務を障がい者の雇用を生み出す会社に依頼しています。間接的ではありますが、少しでも障がいをお持ちの方が活躍できる場所を提供できればと思っています。
綿島:
不定期で「ファミリーデー」を開催しています。仕事と家庭との両立を応援する、という趣旨で、会社に子どもやパートナーをお呼びし、仕事をしている姿や働く環境をを見てもらうという試みです。
町野:
私も子供を連れてきたことがあるのですが、実際にどのような仕事をしているかを知り、仕事で遅くなることなどを子供が理解してくれるようになりました。上司がメンバーの子どもと接することで、プライベートである家族の存在を身近に感じられるようになるので、それも業務の円滑化に繋がっていると思います。家庭にも会社にも好循環が生まれたことを実感していますので、これは是非おススメします(笑)